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このブログについて

このブログには、わたくし近藤伸彦が
CDにおさめた楽曲の歌詞と、
楽曲についてのいわゆる
「セルフライナーノーツ」のようなものを
つらつらと書いていきます。

現時点では
「あやふや」
空と風のコード
季節はうつろう
の3枚のアルバムに楽曲をまとめています。

「あやふや」の全曲はリミックスして
空と風のコード」へ再録しているので、
このブログでは「空と風のコード」「季節はうつろう」の
2つのアルバムの収録曲について記事を書いています。

アルバム未収録曲についても解説しています。

アルバム未収録曲

アルバム未収録曲は以下のとおりです。
いずれアルバムとしてまとめたいと思っています。

1. ひとつの未来 (MySpace試聴
2. この先 (MySpace試聴

テーマ : 作詞・作曲
ジャンル : 音楽

季節はうつろう

1. 春に (mp3試聴)
2. 雨男 (mp3試聴)
3. Superposition (mp3試聴)
4. 風景 (mp3試聴)
5. 秋風の吹く頃 (mp3試聴)
6. うたたね (mp3試聴)
7. 雪夜 (mp3試聴)
8. いつもの窓に (mp3試聴)
9. 忘れ物 (mp3試聴)

(2009年8月完成)



空と風のコード」を完成させてすぐ、
このアルバムに収録する曲の打ち込みを開始。
2008年の10月に「雨男」から「忘れ物」までの
レコーディングを行いました。

しかしそこからぽっかりと
半年以上ほったらかしに。
2009年の春頃に全曲ミックスし直して、
曲順も決めて、ほぼ完成したな……
と思っていましたが、
ここへ「春に」を加えることを思いついて
8月に歌を入れ、完成しました。
このあたりの詳細は「春に」のエントリに。

全9曲、すべて季節の曲です。
春から冬まで順に並べました。

ぼくの作る曲って、妙に季節モノが多いです。
季節って「肌で感じる感覚」なので
記憶や感情と結びつきやすいんですよね。
歌になりやすいものです。
空と風のコード」にもたくさんありますし……

「春に」以外は2000年前後に作られた曲です。
10年近くたってようやく日の目を見ることができました。

空と風のコード

1. 空と風 (mp3試聴)
2. 君はまだ秋の中 (mp3試聴)
3. 温もりの味 (mp3試聴)
4. 薄曇り (mp3試聴)
5. 霞の向こう (mp3試聴)
6. melody maker (mp3試聴)
7. 昔話 (mp3試聴)
8. 煮えきらない男のうた (mp3試聴)
9. 僕の一番好きな音 (mp3試聴)
10. きりのない言葉 (mp3試聴)
11. あのときのままで響くあのコードを (mp3試聴)
12. 卯月 (mp3試聴)
13. 春の中、いま僕は (mp3試聴)
14. 4月の空と風 (mp3試聴)

(2008年7月完成)



2007年10月〜12月に、
「MUSIC STUDIO PRODUCER」というフリーのDAW、
「timidity++」というフリーのソフトシンセ(+サウンドフォントいろいろ)、
「Audacity」「SoundEngine」というフリーの波形編集ソフト、
などを用いて楽曲制作を行いました。

作詞作曲、打ち込み、歌・ギターの演奏と録音、
ミックス、マスタリング、CDへのライティング、歌詞カード制作、
すべてぼく1人で行ったので、
きわめてお金のかからない制作でした(笑)。
何度かのスタジオ代(これも個人練習扱いなので1時間400円とか)と、
あえて言うなら電気代とネット代くらいです。
あ、あとはCD-Rと歌詞カードの印刷代。
って、なぜかお金の話に。

ともかく、そうしてできたのが
「あやふや」という5曲入りアルバムでした。

「あやふや」
1. 君はまだ秋の中
2. 温もりの味
3. melody maker
4. 4月の空と風
5. 僕の一番好きな音

このアルバムの完成から間を空けずに
さっそく制作にかかったのが、「空と風のコード」です。
「あやふや」の5曲もリミックスして織り込むことにしました。

インスト2曲と「あのときのままで響くあのコードを」以外は
何年も前からあった曲です。

打ち込みやミックスの作業は
寝食を忘れるほど楽しいものでした。
と言いながら、めんどくさがりでもあるので
1曲1曲の詰めが甘い気もします。
わかっているなら直せよ、というところですが。

14曲と曲数の多いアルバムになってしまいましたが、
モチーフをふくらませたインスト曲を作ってみたり、
楽曲のバラエティの豊富さや曲順に気を遣ったり、
「アルバムとしてまとまった感じ」を出してみたいという気持ちが
自分なりに達成できた感のある仕上がりになりました。

ただ、ミックスの技術がなかなか上達しません。
なんというか、ものすごいアマチュア感。
単に歌がヘタクソなのも確かですが、
ミックスもそれに輪をかけてヘタクソです。
ついでに言えば打ち込みもヘタクソです。

それでも、自分なりに気に入っている曲ばかりです。
青臭さが全開ですが、聞いていただければ本望です。

この先

↓MySpaceで聴けます

http://www.myspace.com/nobuhikokondo/music/songs/82732585


あんな笑顔をもう見ることはない
けれどこのまま 消えそうな夢にすがってく

ありったけの想い込めて君に届けたら
何もかも崩れ落ちそうなイメージばかり浮かんだ

でもこの先 僕は君を忘れない
君が僕を忘れる日が来たとしても

どんなに暗い夜に嘆こうとも
やがて陽は射し 夜は明けるんだと信じてく

ありきたりの色に染まってのうのうと過ごすくらいなら
笑われたって馬鹿にされたって構わないさ
僕を貫こう

きっとこの先 僕は君を忘れない
いつまでも僕の中の特別だから

明るく振る舞ってても
振り向きざまの目は今にも涙が零れそうなのさ
僕も君も彼も彼女も そうやって過ごしてる

きっとこの先 僕は君を忘れない
いつまでも僕の中の特別だから
寂しさもいつか越えてゆけるよ
心の中の僕を信じてゆけたら



19歳の夏休みに作った曲。

その頃は路上で歌っていました。
書きためた曲を14曲入りのアルバムにまとめたのですが
そのラストを飾った曲です。
すんなりとできた覚えがあります。
我ながら、歌詞が若々しいです……

久しぶりにそのアルバム(テープ)を聴いて、
アレンジしてみたいなあと思い立って
日曜日に一気に仕上げました。
前奏・後奏はアレンジするときに作りましたが
その他は当時のままです。

10年ぶりくらいにブルースハープを吹きましたが
下手くそすぎますね(笑)
練習して録り直したいです。

Aメロの G#m → F#m → Em や
Bメロの A → G#m → Em → DM7 といったコード進行は、
自分で作っておきながらいつ聴いても気持ちいいです。

(1999/08 完成)

テーマ : 作詞・作曲
ジャンル : 音楽

ひとつの未来

↓MySpaceで聴けます

http://www.myspace.com/nobuhikokondo/music/songs/71858451


あいも変わらず考えていたよ
笑い声 温もり 優しさ 淋しさ

また増えてゆく想い出の中で笑ってる
あのとき そう 今も覚えてる

いつものふたりが
ゆるやかに強く浮かべ続ける想いは
忙しく流れる毎日を包む

選ばれたひとつの未来が
意味を超えて光る
溶けた夢はいま固まる
呼びかけてる いつも心の中

泣かせたことも 泣き出したことも
痛みを超え この想いを育てた 揺れながら

たったひとりの君が告げたこと
時が過ぎてゆくほどに
ふたりを染めていった

夏の日の空
懐かしい空
澄みきった風
夕焼けの色
忘れない

描かれたひとつの未来は
君の声で歌う

少しずれた記憶をつないだ
秘密を経て続く

すべての日は いま始まる
呼びかけてる いつも心の中
この先も呼びかけてく
ずっと見つめながら



友人の結婚式で披露した曲。
女性ヴォーカルは橋詰珠美さんです。

結婚する二人に贈る歌ですが、
あらゆる「大切な二人のつながり」にも
当てはまるような言葉を意識しています。
歌詞はけっこう難産でした……

部分的な転調やあいまいなコード、
寄り添いすぎないハモリなどを要所で使用し、
淡い感情を表現しています。

ストリングスやエレピなどで
軽いスケール感を出そうとしましたがどうでしょう……

(2010/07 完成)

テーマ : 作詞・作曲
ジャンル : 音楽

春に

春に(mp3試聴)

余った余白に住む週末に
あの街に出掛けた午後に
飾った装飾に気圧されて
きびすを返した記憶

置いてけぼりの春先に
閉じてゆく時代のメロディ
僕はここに

粉々の悲しみに満ち満ちた優しい季節に
君と逢えたらいいな

時々時はあの時にまばらに重なり

決まった決意に降る誘惑に
いまさらに打ち克つ頃に
触った感触に戻されて
秘密を育てた記憶

そのメモリーの止む前に
降りてくる稀代のハーモニー
僕もそこに

それぞれの始まりに焼きついた優しい季節に
君と逢えたらいいな

時々時は病む時に痛みに重なり
君を呼ぶ時に醒めた音を鳴らす



当初、このアルバムには
この曲がありませんでした。

アルバム制作にあたって、
これまでに作成した曲のうち
めぼしいものをチョイスしたら、
季節をうたった曲ばかりになりました。
春の曲がなかったので、
「春夏秋冬」から春を除いて
「夏秋冬」というタイトルとし、
「雨男」から「忘れ物」まで
季節順に並べることにしました。

ただ、「雨男」が1曲目っぽくないなあ、
という感覚が、どうも気になっていました。
どうせなら春の曲を新しく作って
四季のアルバムにするか、と思い立って
すぐにこの曲を作りました。

これまで、曲作りはギターを弾きながらか
頭の中で作るかどちらかでしたが、
この曲はすべて打ち込みだけで作曲しました。
ギターの手癖が出ないので、
かなり自由に作れた感じが出ていると思います。
ギターでは作れない転調ができました。

そして、メロディには
過去の春の曲のモチーフを織り込んでいます。
Bメロには「4月の空と風」、
サビには「卯月」のメロディが
少し変形して使われています。

歌詞も少し変わっています。
トートロジー、「に」の多用など……

(2009/07 完成)

雨男

雨男(mp3試聴)

冴え渡る月夜にひとり
いつもと同じ答えを出した僕は
首をかしげながら
ただ来た道を戻ってゆく

曇り出せばすぐに雨
急ぎ駆けてく屋根の下

雨は積もるほど降り続ける
僕は焦るけど動けずにいる

君を待てばまたやるせなさが
柔らかに冷たく包み込む
ずぶ濡れの羽根は乾く間もなく痛み続ける
こんな雨が止むまで

やがて来た雨の切れ間に
瞼の裏側のような色の空
指折り数えながらカレンダーの上を辿ってゆく

埋もれた夢を救い出せたなら
目を開けてられる気がするんだ

はみ出した似顔絵がちらつくと
思い出したように降り出した雨 雨

雨は積もるほど降り続ける
僕は焦るけど動けずにいる

君を待てばまたやるせなさが
柔らかに冷たく包み込む
ずぶ濡れの羽根は乾く間もなく痛み続ける
こんな雨が止むまで

ずぶ濡れの羽根は乾く間もなく痛み続ける
こんな雨が止むまで



aikoの「ナキ・ムシ」を
よく聴いていた時期に作った曲。
まあ、例によって全然違う曲になりましたが。

「ずぶ濡れの羽根は乾く間もなく痛み続ける」
の部分が最初にできました。
その部分に合わせて残りの部分を作ったのです。

(2000/06 完成)

Superposition

Superposition(mp3試聴)

波に任せて悟ったことが
陽が朱らむにつれて染み出されていく
かなり疲れてひと休みだ
悔やんだはずだけどもうひと泳ぎ

浅き夢見じと掲げた浪漫
高すぎる波はギャグにも似て

いま諦めかけていた風を背に受けながら口ずさむ
流れ出したメロディは
君も僕もなくして鳴り続ける

重ね合わせていびつな形だ
そんな波でも僕らだけのものなんだな
喉はもう涸れているが叫ぶんだ
靄掛かったこの声をもうひと絞り

淡き夢にはせぬぞこのロマンス
悲しすぎる話は逆に笑える

いま振り向けば生えていた
羽根を背に舞いながら口ずさむ
流れ落ちた閉塞感
きっと僕もとろけて混じり合える

甘き夢に描かれた脆さ
もはや尽きぬ波はギャグを超えて

いま諦めかけていた風を背に受けながら口ずさむ
下がり気味の目じりが優しげに僕の心をつかむ
流れ出したメロディは
君も僕もなくして鳴り続ける



波の歌です。
「Superposition」=「重ね合わせ」です。
重ね合わせの原理です。
ハーモニーも他の曲より重ね合わせてます。

2回目のサビ後の間奏は
歌入れをしている最中にふと作ったものです。
ギターを使っていないので
なかなかヘンな感じに仕上がって気に入っています。

(2001/07 完成)

風景

風景(mp3試聴)

昨日の雨は夜明けとともに過ぎ去り
あまりに青い空が果てなく続く
明日を夢見てもそこに君は出てこない
独り儚い未来に佇む

生命を削ってくナイフのような優しさは
余計なんだって言ったところでもう遅いの?

目の前にいつものように拡がる
夏の風景がこの胸を突き刺すよ
晴れた空にひとつ漂う雲が
まるで僕たちのようにまた別れてく

いつかのささやかな想い出胸に浮かぶとき
悲しいほどに澄んだ空に躓く
生命の裂け目から少しずつ君が零れだす
なのに 褪せない記憶に佇む

虚ろな目も声も
涙で溢れた時間が
無駄に重なっていくことを知っているから

痩せた腕にいつものようにぶらさがる
君への想いがこの胸を突き刺すよ
晴れた空に薄く棚引く雲が
まるで僕たちのようにまた散ってゆく

明け方の大空に新たな光が染まる
すべての迷いを
あの空の向こう側へ捨て去りたくて

目の前にいつものように拡がる
夏の風景がこの胸を突き刺すよ
晴れた空にひとつ漂う雲が
まるで僕たちのようにまた別れてく

まるで僕たちのようにまた別れてく



思いっきり感傷的な歌を作りたくて作った歌。
サビから作った記憶があります。
当時はギター弾き語りでしたが、
バンドか打ち込みでやりたいなあと思っていました。
モヤモヤした感じにしたかったので、
アコギだけじゃ表現しきれなかったのです。

リズムパートにはある種の軽さがほしかったので、
いつものドラムセットを使わずに
TR-808の音色を使ってみました。
けっこうハマったのではないかと。

(2000/05 完成)
プロフィール

Author:近藤 伸彦
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